ゴルフの新ルールを徹底解説!2019年の改定後に何が変わったの?

ゴルフニュースまとめ

2019年からゴルフが新ルールに変わります!

 

 

新ルールってなんぞや!?

 

というあなたは是非ごらんくださいませm(_ _)m

 

でも、なんで今ルールを改定するのか?

 

については、

 

より分かりやすく

 

より簡単に

 

不要な罰をなくす

 

プレーの時間短縮

 

などが目的です。

 

これらを実現すべく、多くのルールが変更されます。

 

なお、2018年のルールで規定されてることも。2019年になればルール違反になります。

 

この記事では、主な変更点に絞ってわかりやすく説明していくのでご安心ください。

 

では、みていきましょう。

 

新ルールその1:コース内の名称が変わり5つのエリアに分類される!

 

コース内は大きく分けると「4つの特定エリア」とそれ以外の「ジェネラルエリア」に分けられ、合計5つのエリアに分類されます。

 

そのエリアによって適用されるルールが違うので、ボールがどのエリアにあるかの判断が重要となってきます。

 

 

(エリア1)パッティンググリーン

 

(エリア2)バンカー

 

(エリア3)ペナルティーエリア

 

(エリア4)ティーイングエリア

 

(エリア5)ジェネラルエリア

 

ウォーターハザードがペナルティーエリアという名称に変更。

 

スルーザグリーンがジェネラルエリアという名称に変更。

 

ティーインググラウンドがティーイングエリアという名称に変更されます。

ジェネラルエリアと4つの特定エリアのいずれかとの境界線にボールが止まっているときは、4つの特定エリアに球はあるとみなされます。

 

ジェネラルエリア以外の4つの特定エリアのうち2つのエリアにボールがある場合は、次の順番で最初となる特定エリアにあることになります。

 

【ボールがそのエリアにあると判断される優先順位】

 

ペナルティーエリア>バンカー>パッティンググリーン>ジェネラルエリア

 

このように一番優先されるのが、ペナルティーエリアで優先されないのがジェネラルエリアです。

 

新しいルールでは、ローカルルールで「プレー禁止区域」というものを設定できます。

 

ジェネラルエリア内でも異常なコース状態のエリアや、ペナルティーエリアで設定することができます。

 

主に芝の張替え区域、動植物の保護、歴史文化の保護などがその理由です。

 

この区域にボールが止まったり、スタンスやスイングの障害となる場合は、必ず救済を受ける必要があります。

 

池やクリークなどペナルティーエリア内の詳しいルール変更点は後術いたします。

 

新ルールその2:プレー時間の短縮を目指した改定

これは僕的にありがたい新ルールですね(^^)v

 

プレー時間の短縮を目指す内容の改定です。

 

ボールを探す時間は5分→3分に短縮される!

林や深いラフなどにボールが入ってしまったとき、探す時間は3分となります。

改定前は5分の猶予がありました。

3分以内に見つからない場合は、紛失球となるのでご注意を。

 

 

旗竿が立っててもパッティングOK!

現行ルールでは、旗竿が立てられているままグリーン上のボールをパッティングして旗竿に当たった場合、2罰打が課せられます。

新ルールでは、プレーヤーが旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰です。

ただし、旗竿を残しておくことを決めたにもかかわらず、ボールが旗竿に当たりそうだからといってキャディが勝手に旗竿を抜いちゃうとプレーヤーに2打罰が課せられます。

同伴プレーヤーが抜いちゃった場合は、同伴プレーヤーに2打罰が課せられます。

 

 

飛球線後方にキャディなどが立ってアドレスを確認するのが禁止!

新ルールではプレーヤーがスタンスを取り始めてからの後方からの確認は認められません。

プロの試合では、飛球線後方にキャディが立ってアドレスを確認する光景はよく見かけますが、アマチュアの僕らにはあまり関係ないルールでしょう。

 

新ルールその3:ドロップ方法と救済エリアの改定

新ルールでのボールのドロップは、真っすぐ立った時のプレーヤーのヒザの高さから、真下に落とすことになります。

 

現行ルールの「肩の高さにボールを持って腕を伸ばしたままドロップ」したら、新ルールのやり方でやり直しです。

 

ボールを投げたり、回転をかけたり、転がす、体の一部に当たる、などの行為をした場合もドロップはやり直しです。

 

そのままプレーした場合は、罰がつくことがあります。

救済エリアはドライバーで計測する

ドロップは救済エア内に行います。救済エリアは救済の基点から1または2クラブレングス以内で、ホールに近づかない区域になります。

クラブレングスに使うクラブはパターを除く最も長いクラブとなるので、普通はドライバーとなるでしょう。

池にボールが落ちて、救済エリアの基点を特定する場合など、箇所、点、線、区域、距離を推定するときには、プレーヤーの合理的な判断のもとに決めれば大丈夫です。

 

正しいドロップをしても再ドロップが必要なケース

ドロップしたボールは救済エリア内に落ちてそのエリア内に止まらないといけません。

 

正しいドロップをしても、

 

①救済エリア外にボールが出てしまった場合

 

②救済エリアの外にボールが落ちてからエリア内に転がり込んで止まった場合

 

には、再ドロップが必要となります。

なお現行ルールでは、救済地点から救済エリア外にボールが出ても、2レングス以内ならインプレーとなってます。

 

リプレースする場所が明確でない場合はその箇所を推測してリプレースする

ボールを探している時に偶然動かしてしまった場合などに、リプレースする場所が明確でないこともあります。

現行ルールではドロップすることになってますが、新ルールではプレーヤーが合理的な判断の下に場所を推定しソコにリプレースすればよくなります。

 

新ルールその4:突発的な事例に関するルールのシンプル化

 

打ったボールが自分や自分の携帯品に偶然当たっても罰がなくなる

パッティンググリーン以外から打ったボールが偶然自分や自分の携帯品に当たっても罰はありません。現行ルールでは1罰打が課せられてました。

ただし、パッティング時に人や動物、動いてるボールに当たった場合は、ストロークを取り消して元の場所にボールをリプレースして打ち直しです。

また、パッティンググリーン上で他のボールが止まってる時にパッティングして当たった場合はプレーヤーに2罰打がつきます。

 

 

ボールを探してる時に偶然ボールに当たって動いても罰はなくなる

林やラフ、草むら、枯れ葉の中などでボールを探してる時に、自分やキャディや同伴者が偶然ボールに当たって動かしちゃうケース。

この場合はボールを元の位置にリプレースすれば罰は課せられません。

現行ルールでは1罰打で、リプレースせずに打ってしまうと2罰打になります。

 

 

地面に食い込んだボールはジェネラルエリアであれば無罰で救済できる

ジェネラルエリアの地面に食い込んでるボールは、罰なしに救済を受けられます。

地面に食い込んだ直後を基点に。1クラブレングス以内のジェネラルエリアにドロップしましょう。

現行ルールではフェアウェイのみ救済が受けられていたので、新ルールではそのエリアが広がりました。

 

 

ラウンド中に損傷したクラブはそのまま使うか修理するかの2択

プレー中に①地面に叩きつけて損傷する②スイング中に木や地面に当たって損傷するなど自分の責任で損傷したクラブは、壊れたまま使うか、修理するかの2択です。

なお、他人の責任や、風、水、重力、動物、自然物、人工物などによってクラブが損傷した場合は、遅延することなくクラブを取り替えることができます。

 

 

2度打ちは罰打がなくなりプレー続行

ラフからのショットなどでは稀に一度のスイングで偶然2回以上クラブに当たることがあります。

現行ルールでは1打罰が課せられますが、新ルールでは罰はなくボールが止まった場所からプレーを続けることになります。

 

 

罰なしの救済であってもボールの取り換えができる

ルールに基づいて救済を受ける場合は、ボールを別のボールに交換することができます。

現行ルールでは取り換えられない場合がありましたが、新ルールでは取り換えられます。

 

新ルールその5:3つの特定エリアにおけるルール改定

【ペナルティーエリアのルール】

 

池やクリークだけでなく、ブッシュや崖もエリアに含まれるケースがある

ペナルティーエリアは、現行ルールではウォーターハザードだけでなく、崖、ブッシュや森、岩場など、ボールを探すのが大変な場所でボールが見つかってもプレー出来ないエリアに設定されるます。

 

新ルールでは、ボールがペナルティーエリアにある場合は、

 

①あるがままに打つ

ジェネラルエリアにあるボールと同じ規則に基づいて、そのまま打ちます。
地面にソールする、ルースインペディメントを取り除く、テークバックで水面に触れるなどの行為に罰はつきません。

 

②1打罰のうえペナルティーエリア外にドロップする

ペナルティーエリアは、現行ルールのウォーターハザードと同じ処置ができるイエローペナルティーエリアと、ラテラルウォーターハザードと同じ処置ができるレッドペナルティーエリアがあります。

 

上記2つの内、いずれかを選べます。

 

(イエローペナルティーエリアの救済)

元の位置に戻って1クラブレングス以内にドロップする

ペナルティーエリアの境界を横切った地点を基点に、ホールと基点を結ぶ延長線上に1クラブレングス以内にドロップする

 

(レッドペナルティーエリアの救済)

ペナルティーエリアの境界を横切った地点を基点に、そこから2クラブレングス以内でホールに近づかない救済エリアにドロップする

現行のラテラルウォーターハザードからの救済は、救済を受けるエリアの対岸から打つという選択がありますが、新ルールではなくなります。

 

 

【バンカーのルール】

 

ルースインペディメントは取り除け体を支えるためにクラブで砂に振れてもOK!

バンカー内のルースインペディメント(葉っぱ、枝、石、土の塊、虫、動物の糞)に触れたり、取り除いても罰はありません。

また、バランスを取るためにクラブで砂に触れても罰はありません。

ただし、ボールのすぐ手前でソールしたり、バンカーの状態を確認するために触れたり、バックスイング時に触れることは2打罰となります。

これは現行ルールでも同様ですね。

 

更に、新ルールでは、2打罰のアンプレヤブルの処置を選びバンカー外にドロップすることができるようになりました。

ホールとボールを結んだ延長線上のバンカー外で1クラブレングス以内にドロップできます。

 

 

【パッティンググリーンのルール】

 

スパイクマークによる傷は無罰で直せるようになった

グリーンのプレーの線上の損傷箇所は無罰で直せます。

ただ、ボールの摩耗や自然の凹凸、欠損は直せません。

 

 

リプレース後に自然に動いたりうっかり動かした場合は無罰で元の位置に戻せる

グリーン上でプレーヤーやキャディが携帯品をうっかり落とすなどして偶然にボールを動かした場合、現行ルールでは1打罰になりますが、新ルールではその罰はなくなります。

元の場所にリプレースできます。

また、風や水、傾斜などの自然の力がボールを動かした場合は、ボールが止まった位置からプレーするか、リプレース後ならば元の位置にリプレースし直してプレーとなります。

つまりリプレース後に動いたボールは原因が何であれ元の位置にリプレースということになります。

 

 

ボールの転がりに影響しなければキャディがラインに直接触れても無罰

グリーン上にあるボールを打つ前、プレーヤーやそのキャディはプレーのラインを示すために手や足、持ってる物でグリーン面に触れてもOKです。

ただし、その時にストロークに影響を与えるような改善をしてはいけません。

現行ルールではラインに触れると2打罰を課せられます。

 

 

キャディが勝手に拾ってもOK

パッティンググリーン上の球をキャディがマークして拾い上げるとき、プレーヤーの承認はいらなくなります。

 

 

サブグリーンからのプレーはスタンスがかかっても禁止

目的外グリーンにボールがある時だけでなく、スタンスや意図するスイングの区域が目的外グリーンにかかった場合でも、必ず無罰での救済を受けなければなりません。

 

新ルールの解説は以上です。

 

アマチュアゴルファーでも確実に覚えておくべきルールを挙げてみました。

 

まぁ僕は、記憶力が悪いので覚え切れないですけどね(汗)

 

同伴者さん、よろしくお願いします(笑)