女子プロゴルファーが飛ばせる理由と共通点をみつけたので紹介します。
女子プロ選手のドライバーって、軽ぅ~く打ってるように見えるのに、けっこうな飛距離を飛ばしますよね?
普通、飛ばそうと思えば体重移動をしっかりして、ボールに体重をぶつける打ち方をします。でも、女子プロたちは軽く打ってます。さらに、ほとんどの男性は彼女たちよりも体重も重いはずです。
でも、女子プロのみなさんは、
力任せにおもいっくそ打って飛距離を伸ばすスイングではない
のです。
では、なんで女子プロは体重移動なしでも飛ばせるのでしょうか?
彼女たちの打ち方、スイングをみて分析してみました。
比嘉真美子の飛距離と飛ばしコツ
比嘉真美子プロのスイングを見てると、
体重移動よりも体の回転で振ることを心がけてる
ようにみえますね。
左右への動き最小限に抑え、スタンスの内側で体重移動しています。この振り方だと、方向性がよくなる上に、スイングスピードが上がって飛距離が伸びるでしょうね。
また、
体を回転させる時に、ダウンスイング以降で左足がめくれていません
左足を地面に埋め込む意識で振り下ろすと回転のパワーを左サイドで受け止めることができるので、ヘッドが走ってインパクトを迎えることができるでしょう。
なお、比嘉真美子プロのドライバーの平均飛距離は253ヤード。
こりゃあ凄えわ、飛ばしの技術はハンパじゃないですね。
勝みなみの飛距離と飛ばしのコツ
勝みなみプロのスイングをみてると、
体重移動よりも回転重視のスイングをしてる
のが見て取れます。
また、
バックスイングでしっかり捻転してる
これも特徴的ですね。
しっかり左肩をアゴの下に入れて上半身をねじり、深いトップをつくってます。
この捻転でためたパワーを一気に解放して回転することで、飛距離が伸びるのです。
バックスイングで右足の親指付け根あたりで地面を押しながら、左肩を回すとしっかり上体がねじれます。ただし、深いトップをつくろうとすると、体が右に流れやすいので注意が必要です。
なお、勝みなみプロの平均飛距離は245ヤード。
凄いっすね。
一ノ瀬優希の飛距離と飛ばしのコツ
一瀬優希プロのスイングも、
体重移動より体の回転で打っています。
トップで深く捻転してるのがわかります。
がっつり捻転のパワーをためこんだら、ダウンスイングで一気に解放!
これでバチーン!と飛びます。
それと、ダウンで一気に腰を回転させてるのに、前掲姿勢はしっかりキープできています。
これは、
手や腕の力で打ちにいってない証拠
です。
腕だけで振る意識があると、左腰が浮いて回転が止まってしまいます。また、飛ばそうとすると、ダウンで左に突っ込んでしまいがちなので、注意が必要です。
なお、一瀬優希のドライバーの平均飛距離は228ヤード。
可愛い顔して飛ばしますね~。
女子プロの飛ばしスイングには共通点がある
ここまでみてると、ドライバーをよく飛ばす女子プロ選手には共通点があるのがわかりました。
それは、
ヘッドスピードを上げるために体重移動ではなく『回転の力』を利用していること
です。
その回転スピードとパワーを最大限に高めるためにやってることが、
しっかり捻転して深いトップをつくること
です。
そして、
ダウンで一気に解放し回転する力を利用してヘッドスピードを上げてインパクト!
皆さん、この打ち方で飛ばしてます。
ただし、我々アマチュアが、この振りを安易にパクるのは危険です。なぜなら、回転させようと意識するあまり、体の軸がブレてしまう可能性が高まるからです。
中心軸をズラさずに回転させることが大事
深いトップをつくろうとしたら体が右に流れるし、ダウンスイングで高速回転しようとすれば、体が左に流れます。このようなスエーしたスイングでは飛ばないどころか、ミスショットの連発です。
じゃあどうすればいいのか?
答は2つ。
①バックスイングでは右に流れないように、右股関節でグッとこらえて軸をキープする
②ダウンスイングで体が左に流れないように、左ヒザと左尻をアドレスの位置に戻す感じで回転させる
この2点を意識すれば、体が左右に流されずに、スイングが安定します。回転させる意識を持つのはいいことですが、スイングの軸をブレさせないことが一番重要なポイントです。
体を回転させるが軸をズラさないこと
簡単なようで難しいですが、ここを意識してパクりましょう(笑)
実際、私はこの打ち方で飛距離が伸びました。
体の軸をずらさないように、捻転して深いトップをつくり、速い回転でダウンするのは難しいですが、マスターすれば余りある飛距離をかせげます。
もちろん練習が必要となりますが、体重移動で打つよりもミスは少ないですし、方向性も安定したショットが打てます。
では、参考になれば幸いです。