ドライバーの重心角とは何か?どんな影響を与えるのか?
この記事ではドライバーの重心角についてわかりやすく解説していきます。
重心角とは、クラブヘッドを宙に浮かせてシャフトがべったりと付くように平行の台の上に乗せたときに、フェースが自然と斜めになります。
この時のフェース面と地面に引いた線との間に出来る角度が重心角といいます。
重心角というので単位は角度で表示されます。
当たり前の話ですが、
フェースが上を向くほど重心角は大きくなる
フェースがあまり上を向かないと重心角は小さくなる
という特徴があります。
では、重心角がスイングにおいてどのような作用を及ぼすのかというと、
フェースの開きにくさに関係してくる
ということになります。
なぜ重心角がフェースの開きにくさに関係するのかというと、ダウンスイングに入った時に、スイングの抵抗でフェースは開こうとするからです。
なので、ダウンスイングからインパクトにかけて、
重心角が大きいほどフェースは開きにくくなる
重心角が小さいほどフェースは開きやすくなる
ということになり、逆にいえば、
重心角が大きいほどインパクト時にフェースが閉じやすくなる
重心角が小さいほどインパクト時にフェースが開きやすくなる
ということになります。
このように重心角は重心距離と同じくフェースコントロールに影響を及ぼします。
ただし、重心距離ほどの影響はありませんので、それほど神経質に考えなくても良いかと思います。
→ドライバーの重心距離でヘッドを選ぶ方法をわかりやすく解説!
一般的には21~23°ぐらいが標準的な重心角になります。
ちなみに、この重心角は鉛を貼ることで調整することができます。
ドライバーに鉛を貼って重心角を調整できる
重心角ってやつは、鉛を貼れば調整可能です。
具体的な鉛の貼り方の目安としては、
ヘッドのトゥー側に鉛を貼ると重心角が小さくなるので、フェースが閉じるのを防ぐことができる
反対に、ヘッドのヒール側に鉛を貼ると重心角が大きくなり、フェースが開くのを防ぐことができる
ざっくり言うとこんな感じになりますかね。
また、鉛の量によりますが、3gぐらい貼ると鉛を貼る位置によっては2°程度の重心角を変化させることができます。
たった3gで重心角は変わるというこは、一応覚えておいて損はないでしょう。
ちなみに、重心距離は3gぐらい貼ったところで大した変化はありません。
ですが、重心角は鉛の調整で変化させることが可能なのです。
最後に繰り返しになりますが、重心角はフェースコントロールに影響を与える要因となりますが、重心距離ほど影響はありません。
なので、それほど神経質になる必要はないでしょう。
クラブの細かいところにこだわりだすと、迷宮にハマっちゃうので、切り捨てるところは切り捨てていいと思います。
僕の中では、重心角よりも重心距離の方が重要度は高いと思っています。
なので重心角は参考程度にとどめておけばいいでしょう。
では、参考になれば幸いです(^^)