ゴルフでインサイドから振る練習をご紹介します。
スライサーにとって、インサイドから振ることは必須です。
真っ直ぐ曲がらない弾道を手に入れるにはインサイドから振るしかないのです。
でも、どうしてもカット打ちになってしまうというあなた。
今までのカット打ちが体に染み付いている間は、スライスは直りません。
すなわち、
インサイドから振る練習が必要
となります。
ですが、ご安心ください。
この記事に書いてある練習を繰り返せば、1ヶ月でインサイドから振れるようになりますので。
では、まずクラブをインサイドから下ろせない理由からお話します。
インサイドから下ろせない原因
インサイドから振れない原因は主に3つあります。
①右手で使って下ろそうとしているから
カット打ちになるので右手で打ちにいってはいけません。右手で打ちにいくと切り返しでのタメが作れず、体の開きが早くなるのでアウトサイドインの軌道になるからです。
②手打ちになってアーリーリリースしているから
打ち急いで手打ちになっていると、手首のコックのほどきが早くなります。こうなると体も早く開いてしまい、アウトサイドからクラブが下りてきます。また右肩が下がるのでダフりやすくなります。
③グリップを強く握りすぎて力んでいるから
カット打ちになる最大の原因は力みです。特に親指に力が入っているとインサイドからクラブを下ろせなくなるので注意が必要。
インサイドから振れない原因はこの3つです。
いずれにせよ、共通する原因というのが、
「打ち急ぎ」「手打ち」「力み」によって、上体が早く開いちゃってるところにあります。
要は上半身と下半身を一緒に切り返してダウンスイングしてるんですね。
上体が先に開くと、どうしてもアウトサイドからクラブが降りてくるので、アウトサイドからインして、カット打ち、スライス、ダフリ、トップなどのミスショットが出て当たり前ですよね。
ひどい場合だと、上半身が先行して振ってる人もいます。
なので、まずインサイドインでクラブを振り下ろすには、
根本的な原因である『上体の開き』を改善していかないとアウトサイドインは直りません
ゴルフスイングは、あくまでも下半身から順番に回転させていくのが基本です。
ってことで、ここでは1ヶ月かけてアウトサイドインを直し、インサイドインで振れるようになる練習方法を提案していきます。
インサイドインできるようになるドリル
【1週目の練習メニュー】
左ワキにタオルを挟んで打つ練習
アドレスからバックスイングまで左ワキを締めてスイングすることで、体の開きを抑える動きを覚える練習になります。ヘッドカバーでも大丈夫です。
打ち急ぎ、手打ちを防いで体の回転で打つ感覚も養えます。
【2週目の練習メニュー】
左手1本で打つ練習
右手の力みをなくし左手だけで引っ張る動きを身につけることで、アーリーリリースや、体の開きを抑える練習になります。
実際にやってみるとかなり難しいです。左手1本なのでどうしても手打ちになるところを、体全体を使って振るのがコツですね。
【3週目の練習メニュー】
①バットで左打ち素振り練習
クラブよりも重たい野球のバットを使って左打ちで素振りをします。バットの重さで体がしっかり捻れたフィニッシュになりますが、それが右打ちで理想的なトップの形なのです。
そのトップの形を覚えることで、切り返しでタメを作って打ち急がないための捻転を作ることができます。
②膝にヘッドカバーを挟んでボール打つ練習
両膝の間にヘッドカバーを挟むことにより、腰の動きが制限されます。
腰が左右に動くのを抑えることにより捻転差を作りやすくする練習になります。
【4週目の練習メニュー】
①トップで一時停止してから打つ練習
トップでスイングを一時停止してから「イチ、ニ」で膝をアドレスの位置に戻し「サン」でクラブを振り下ろします。
左足を踏み込んで切り返すことでタメを作ることができるので、下半身リードで始動することができます。
ちなみに、ゴルフスイングにおいてリズムはとっても重要なので以下の記事も参考にしてください。
②一本足打法で打つ練習
トップで一時停止して打てない人はこちらがオススメですね。バックスイングで左足を浮かせて切り返しで左足を踏み込んで打つ方法です。
こうすると左足を踏み込んでからじゃないと切り返すことができないので、強制的に下半身始動の動きを身につけることができる練習となってます。
【まとめ】
いかがでしたか。
手打ちを直してインサイドから振るには練習が必要です。
カット打ちを直すには、ひとつずつ順番に体の動きを修正して、正しい動きを覚え込ませるしかありません。
カット打ちを直すには、
下半身から切り返してクラブをインサイドから下ろしてやること
これに尽きます。
→ゴルフで下半身リードできないあなた!こうすれば出来ます!
そのためには、練習が必要というわけです。
コツコツ練習するのは辛いですが、頑張ってやるしかないですね。
では、参考になれば幸いです。