ゴルフでつま先上がりから打つときはアドレスがポイントになります。
初心者のうちは、傾斜から打つ機会が多いと思いますが、つま先上がりやつま先下がりの傾斜から打つのは、平坦なフェアウェイや練習場で打つのとはワケが違います。
練習場ではパシッと打ててたのに、コースに出て傾斜から打つとからっきしダメなんてことは当たり前のように起こります。
まず、つま先上がりのミスで起こりやすいミスの特徴は、
左に飛びやすい
シャンクが出やすい
この２つがあります。
つま先上がりでは、ボールが高い位置にあるので球がつかまりやすくなり、どうしてもフック系の打球になりやすいのです。
また、前が上り坂になってるので、どうしても上体が起きて棒立ちになってしまい、体とボールとの距離感を保つのが難しくなります。それを手先でなんとかしようとインパクトでヘッドを止めて、目標方向に手元を出してしまうと、手だけが前に出てシャンクになったりします。
プロの場合だと、どのぐらいの傾斜のつま先上がりでどのぐらいフックが出るのか？というのを計算して右を向いて微調整して打ちますが、僕らアマチュアゴルファーはどれぐらいボールがフックするのかなんてわかりません(TдT)
もう一つ注意が必要なのが、クラブの番手選びです。
残りの距離で計算してクラブの番手をチョイスすると、フルスイングして余計に左に飛びやすくなります。
ほな、一体どうすればええねん！
ということですが、やっぱりこの記事のタイトル通り、アドレスが重要になってきます。
ってことで、つま先上がりを確実に打つためのアドレス法をご覧くださいまし。
つま先上がりはこう構えるのが正解です
つま先上がりを上手く打つためには、
クラブを短く持ちアドレスでフェースを20度開き目標に対して平行に構える
これが正解です。
こう構えれば、つま先上がりのライと相殺されて左に飛びにくくなります。
体を右に向けてフックを打つのではなく、平行に構えて目標に振ることができます。
アドレスで注意するポイントは以下。
①左手は左内モモの前にセットする
ボールの位置はスタンスの真ん中で、グリップは短く持ち少しフェースを開く。左手が左太モモの前にくるように、ややハンドファーストに構える。
②上体を起こさず前傾は平坦なライと同じように
つま先上がりでは、ボールが高い位置にあるので上体が起き上がりやすくなります。なのでクラブを短く持ってできるだけボールに近づくことで、フラットなライに近い前傾角度を保ったままでスイングするのがキモとなります。
では、次につま先上がりでのスイングの仕方を書いていきます。
つま先上がりでから打つコツを伝授します！
つま先上がりのライから上手にスイングしようとすれば、
肩から肩までのスリークウォーターで打つこと
これが大事になります。
スリークウォーターとは、野球の投げ方で使われる用語ですが、ゴルフに置き換えると、
ややサイド気味に肩口からクラブを振り下ろす軌道
です。
肩から肩までなので飛距離は落ちますが、使用する番手を上げて調整すれば大丈夫です。
では、つま先上がりからのスイングのポイントをあげます。
①あえて手打ちのイメージで下半身はあまり使わない
スイングは手打ちのイメージで下半身は抑え気味で振ります。というのも、体が回りすぎると振りすぎてしまうので、アドレスで正面を向いた胸が腕に牽引されるようにバックスイングして、背中が目標を向くほど大きく回さないこと。腕のリードで振る感覚でOKです。
②フォローで手首を返さない
アドレスでフェースを開いても、フォローで手首を返し過ぎると左に飛びやすくなります。フォローで左手の甲が背面を向かないように、手首の返しを抑えて打つのがコツですね。かといってインパクトでヘッドを止めてしまい手元だけが前に出るとシャンクするので注意が必要です。
そして、つま先上がりで絶対にやってはいけないのが、
マン振り
です。
ボールがつかまりやすいライなので、マン振りすれば左にシャーンと飛んでいきます。
なので、絶対にフルスイングはしないよーにm(_ _)m
では、最後につま先上がりからの打ち方をまとめます。
・アドレスはフェースを開いて目標に対し平行に構える
・ボールはスタンスの真ん中で左手は左モモの前
・スリークウォーターで下半身を使わず手打ちのイメージで振る
・腕を振り子のように使ってインパクトで無理矢理に手首を返さず自然に返す
上記の項目を意識して、実践することができれば、ボールは真っすぐ飛びます。
ぜひお試しあれ(^^)ｖ
参考になれば幸いです。
