デシャンボーのスイングを分析してみました。
デジャンボーのスイングには秘密があります。
アメリカのツアーでも1,2を争うぐらい、個性的なスイングを持つデジャンボー選手。その独特なスイングと特殊なクラブセッティングで話題になってますね。
ブライアン・デシャンボーのスイングは、
個性的ゆえに否定する人も多くいました
でも、米ツアーのプレーオフ連勝でそのスイングの正しさは立証されました。
では、デシャンボー選手のスイングを解析していきます。
デシャンボーのスイングは4つの特徴がある
特徴1:腕とクラブが一直線のアドレス
デシャンボーの左腕はシャフトまで真っ直ぐ一直線です。
もはや、棒のように真っ直ぐです。
特徴2:手首を使わないノーコックスイング
手首のヒンジを排除することにより、アドレスのシャフトの角度が、スイングプレーンの角度と『完全に一致』してます。あとはコックを使わずに上げ下げするだけ。
それに『マシーンのように手首を使わない』というのが印象的ですね。
特徴3:シャフトが常にプレーン上にある「ワンプレーン」
デシャンボーのスイングは、ほぼ全てのポイントでオンプレーンになっています。
特徴4:ゼロシフト&ゼロフェースターン
ゼロシフトとは、ひとつのプレーン上をクラブが動くスイングのことです。
デジャンボーは、『腕の旋回によるフェースターン』は一切行いません。
目立った特徴を挙げると、こんなところでしょうか。
デジャンボーの打ち方で最大のポイント
デジャンボーのスイングは、
左腕からシャフトまでを一直線にして構える特徴的なアドレス
から、
リストコックをほとんど使わずに、同一プレーンを上げて下ろすだけ
マジで機械のようなスイングですね。
そして、このスイングの仕方は、どの番手でも同じなんです。
なので、
デシャンボーのスイングは『究極のオンプレーン』
と言っても過言ではありません。
こんな打ち方ができれば、ショットの再現性を極限まで高めることができるでしょうね。
まさに、ゴルフマシーンと言っても過言ではありません。
もしや、このスイングを真似することができれば、私も再現性が高くなり、上手くなるのではないかと思うのですが。
⇒ジャスティントーマスの打ち方!ドライバーをかっ飛ばせる理由
ってことで、もっと詳しく解析してみました。
デシャンボーの打ち方の細かいポイントを解析
デシャンボーのスイングをさらに細かく解析していきます。
左腕からシャフトまでを一直線にして握りたいならば、左手は完全なるパームグリップで握る必要があります。スイング中に腕を旋回させないので、ウィークに握ることになります。
アドレスでの前傾姿勢を毎回一定に保っているのがわかります。
①左腕とクラブを一直線にする
②そのままの状態で右手を合わせる
③クラブを下ろしてボールに合わせる
という順序で、常に一定の手順でアドレスを作っています。
垂直方向に固定された1本の軸があります。そしてこの軸は左右に動きません。
実際のスイングでは、首の後ろあたりを軸にして、その場で体を回転させています。
デシャンボーのスイングは、垂直な軸に対する回転運動です。
その回転の中心になるのは、左肩です。
左肩を支点として、腕の長さを変えないように意識して振ると、再現性が高まります。
もちろん体重移動を使って打ってるのですが、自分で積極的に左右に動くことはしてません。
あくまでも回転運動の中で、受動的に体重が左右に移動するだけといった感じですね。
アマチュアが真似ると飛距離が落ちるかも
ここまでデジャンボーのスイングを分析してきましたが、
我々アマチュアがデシャンボーのスイングを真似ると、正確性は上がるが飛距離はガクッと落ちる可能性が高い
と思います。
なぜなら、手首を全く使わないスイングなので、普通の人だとヘッドスピードが出ないからです。
デシャンボーは、身長180センチ以上あって、見た感じ筋力も相当あるので、体の回転でけでも十分なヘッドスピードを出すことが出来るのでしょう。
ちなみに、
デシャンボーのドライバーの平均飛距離は305.5ヤード(2018年時点)
手首のコックを使わずにこの飛距離を出せるのは、いかに変態的な身体能力を持っているかがわかりますね(笑)
更に補足ですが、
デシャンボーのアイアンはライ角が70度以上
という、超アップライトなライ角になっています。
その心は、手首を曲げずにアップライトに構えるからです。これを普通のアイアンでやった場合、ヒールが完全に浮いちゃうみたいですよ。やっぱ変態じゃねーかよ。。。
⇒ダスティンジョンソンのスイング解析をしたらトンデモナイ事に気づいた!
というわけで、正確性を重視したい方は真似してください。