ドライバーのシャフトのトルクの選び方について解説します!
シャフトにはフレックスや振動数のほかに『トルク』と呼ばれる表記がありますが、シャフトのトルクってなんぞや?って人は見ておいて損はないかと思います。
トルクというのは『ねじれ具合』を表す数値のこと
です。
細かい数値を覚える必要はありませんが、トルクが大きくなると切り返し時とインパクト時にシャフトが柔らかく感じるようになります。
他にも、トルクが大きいか小さいかによって、芯を外したときの曲がりに関係してきます。
クラブヘッドのトゥ側で打った球はフック気味の軌道になり、ヒール側で打った球はスライス気味軌道になることを、ギア効果といいます。
で、
シャフトのトルクが大きいとサイドスピンがかかりやすく、目標に対しての左右の曲がりが少なくなる
という特徴があります。
逆に、
トルクの数値が小さいとサイドスピンがかかりにくく、芯を外したときのギア効果が少なくなる
という特徴があります。
→ドライバーシャフトのキックポイントの選び方!これでバッチリです!
こうしてみると一見トルクが大きい方がよい気がしますが、ところがどっこいトルクが大きくなるとデメリットも出てきます。
それは、ヘッドスピードによって変化します。
なので、トルクを選ぶ際には自身のヘッドスピードが、スイングにどのように影響するかを知る必要があるのですね。
ヘッドスピードによってシャフトのトルクの大小を決める
【ヘッドスピード46m/s以上の人が大きいトルクを使用するデメリット】
スイング中にねじれが大きくなり、フェース面がブレてフェースコントロールが難しくなる
【ヘッドスピード40m/s前後の人が小さいトルクを使用するデメリット】
スイング中に硬く感じてしまいタイミングが計りづらくなる
他にも、重心距離の長いヘッドでトルクの大きいシャフトを使うと、ねじれが大きくなるのでフェースコントロールが難しくなります。
トルクには上記のような特徴があります。
なので、
ヘッドスピードが46m/s以上のゴルファーはトルクの小さいシャフト
ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーはトルクの大きいシャフト
ヘッドスピードが43m/s前後の人は中間のトルクのシャフト
という風に考えればいいでしょう。
シャフトは、しなったり、ねじれたり、けっこう難解な動きをします。
ヘッドの大型化がねじれやしなりを誘発していることもありますし、メーカーによって表記が統一されてないとか、トルクを測る場所によっても数値は微妙に変化します。
なので、一概には決められないのが辛いところですね。
ともあれ、
トルクを選ぶときは自分のフィーリングが大事
です。
「何となく打感が良い」、「何となくつかまりが良い」というように、フィーリングが合えば、それが自分に合っているトルクなのだと思います。
トルクとヘッドスピードとの関係性については、あくまでも目安として考えて、実際に振った時の感覚と合うかどうかを最優先することですね。
→ドライバーのシャフトの重さは超重要!あなたに合う目安を公開!
では参考になれば幸いです。