ランニングアプローチで使える打ち方は2つあります。
まず、ランニングアプローチとは『グリーンを転がして寄せるアプローチのこと』です。グリーン手前のアプローチショットで何も障害物がなければ、ランニングで転がして寄せていきます。
なんで転がすのかというと、ボールを上げなくて済むのでミスショットが少なく、安全性の高い方法だからです。
ということで、もう少し詳しくみていきましょう。
ランニングアプローチには2つの方法がある
このランニングアプローチには2つの方法があります。
①7番アイアンや5番アイアンなどの、ロフトの無いアイアンを使って転がす方法
②ウェッジを使ってボールにスピンをかけて転がしていく方法
この2つです。
②のボールにスピンをかけて転がす方法は、プロが好んで使うやり方ですね。ただ、ボールにスピンをかけて転がす方法は、ぶっちゃけ超ハイレベルな高等テクニックなので、初心者さんにはお勧めできません。
それよりも、私たちのようなアマチュアゴルファーは、状況に合わせてクラブを選択し、転がる距離はロフトに任せる①のロフトのないアイアンを使って転がす打ち方が簡単で安全なのです。間違いなくこちらをお勧めします。
ということで、この記事では、『ロフトのないアイアンを使って転がす打ち方』について詳しく解説していきます。
グリーン周りはロフトのないアイアンで転がそう!
クラブの選択ですが、ボールとグリーンの距離が近ければ、ロフトの少ないクラブを選びます。ある程度距離が離れていれば、ロフトのあるクラブをPW~5番アイアンの中から選択しましょう。
アドレスでのボール位置ですが、ウェッジ以外の番手では、両足の真ん中にボールを置きます。
ウェッジで転がす場合では、ボールは右足の前あたりに置きます。
そして、アイアンのグリップは短く持ちます。なお、ボールを右足の前に置いたアドレスをすると、姿勢はかなりハンドファーストになります。
次に打ち方ですが、テークバックは小さく、アップライトに上げていきます。トップも小さくして、ダウンではウェッジのヘッドの重みを手に感じながら下して、ボールにヘッドを当てていきます。
イメージとしては、アイアンでパッティングをしてる感じで打ちます。
インパクトはコツンと強めに当てる感じで打つのがコツですね。フォローはとらずにインパクトで終了という感覚でOK。
フォローをとらないのは、ボールを右に置いてるからです。ボールを右に置いて打つと、始めは強めに出たボールがバウンドして、その後スピンが効いてブレーキがかかり、転がりが弱くなっていきます。その結果、ピンのそばで止まるということです。
ランニングショットまとめ
自分の決めた場所へいかに正確にボールを落とすかが、アプローチのポイントです。そして最大の課題だともいえます。
この打ち方でランニングショットを打つと、「自分の気持ちがボールに伝わる」かのようにボールが転がります。特に、『下りの傾斜』とか『ピンが近いときの寄せ』に有効な打ち方だと思います。
私が初心者の頃は、テレビで見たウェッジでスピンをかけて転がしていく打ち方に憧れて真似したものですが、上手くいかずグリーン周りを行ったり来たりの大暴走(笑)無駄に足腰鍛えちゃいましたよ。
でも、失敗は成功の母と言いますし、それを期にプロのまね事はサッと諦め、堅実なゴルフを心掛けるようになりました。『見た目よりスコアが縮まれば良し』と思いはじめてから、結果的にゴルフが上手くなっていきました。ランニングはロフトのないアイアンで転がすのがお勧めですね。
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では、レッツ!ゴルフ!