渋野日向子プロの練習ドリルをご紹介します!
新星のごとくあらわれた渋野日向子プロですが、全英オープンで優勝したのはマグレじゃありません。優勝の裏には人の3倍以上ものドリルをこなしたという影の努力が隠されていたのです。

やはり、ゴルフの才能だけでなく、練習という名の努力があったのです。ゴルフの才能×努力の才能=最強です!これは勝てるわけありません。
そんな渋野日向子プロが実際に実践しているという秘密のドリルとやらをここで書いていこうと思います。
ドリルは全部で5つあります。
①正確なインパクトを身につけるドリル
②ヘッドを走らせるドリル
③インナーマッスル(体幹)で打つドリル
④帰れませんパッティングドリル
⑤高い球を打つドリル

この5つは、今の渋野日向子を造った奇跡ともいえるドリルです。なので、我々も試してみればシブコになれる可能性はあります!
じゃあ、早速みていきましょう。
渋野日向子プロが正確なインパクトを身につけたドリル
まずは、1番目の渋野日向子プロが【正確なインパクトを身につけたドリル】からみていきましょう。シブコは、まず最初に『きっちりとボールにコンタクトできるようになること』を目指すべく、基礎固めの練習を徹底的に反復練習したそうです。
フルショットの練習は一切なし!
毎日アプローチの練習を4時間ブッ通しで練習していたそうです!
正確なインパクトを小さい動きで反復練習。これって素人じゃ絶対出来ない地獄のドリルですね。
そのアプローチの練習方法というのが3種類あります。
【①右手1本打ち】
右手1本での片手打ちアプローチドリル。右手の角度を維持したままフィニッシュまで振り抜く練習で、体で打つ感覚を養える。
【②左手1本打ち】
左手1本での片手打ちアプローチドリル。左手の小指をギュッと締めて、お腹でバックスイングして、手首を使わずにハンドファーストに打つ練習になる。
【③クロスハンド打ち】
両手を交互にさせクロスハンドで握ってのアプローチドリル。クロスハンドに握ることで手首の余計な動きが制限されるので、ハンドファーストの感覚がよりつかみやすくなる効果がある。
青木翔コーチに教わるようになってから、最初に取り組んだのがこのドリル。けっこうお馴染みのオーソドックスなドリルですが、練習量が違いますね。
毎日、日が暮れるまで合計600球は打っていたのだとか。
しかも、サンドウェッジのヘッドの下から2番目の溝に当てるという超シビアなドリル。こんなの地獄ですやん。とはいえ、さすがのシブコも最初はダフり、トップは当たり前だったそうです。

このドリルのコツは、手首のコックをほどかないことだそうです。
この練習の内容だけで私はビビってしまいました。
渋野日向子がヘッドを走らせるために行ったドリル
次は、シブコがヘッドを走らせるために実践しているドリル。

頭押さえつけられて前傾キープスイング練習です。
これは、シブコファンならご存知かもしれませんが、前傾キープできるように青木コーチに頭を押さえてもらいながら打つ練習。
ダウンスイングからインパクトで上体が起き上がるとダフります。インパクトで伸び上がったら、ボールに届かなくなるので、手先で調整して当てにいこうとしちゃうので、結果的にダフるのですね。
第3者に上から頭を押さえられてると、ダウンからインパクトで体を浮かすことができなくなるので、前傾をキープしたまま振る感覚がつかみやすくなります。
前傾角度をキープしたまま振ると体の回転を使ったスイングができるので、必然的にヘッドスピードが上がります
このドリルも何度も体が覚えるまで反復練習。
「頭で理解するのと、体で理解するのは違う、体が覚えるまで何度も反復練習する」というのが、青木コーチの教えだそうです。
厳しいですね。。。

私も試しに友達に正面で頭を押さえてもらって何球か打ちましたが、遠慮しちゃってギコチナイ動きになって逆に手打ちになりましたw
これも反復練習で継続するのはキツイですね。。。
渋野日向子がインナーマッスルで打つために実践したドリル
次は、渋野日向子プロが体幹で打つために行ったドリル。

インナーマッスルを使って打つ練習です。
前傾姿勢を維持したままヘッドを走らせることが出来ても、再現性が伴わなければ意味がありません。ショットの再現性を高めるには、体を使って打つことが必須です。
そして、体で打つには、しっかり体の深層部にあるインナーマッスルを使って振ることが大事なのです。
外側の筋肉ではなく、内側深くにある筋肉のことですね。そこで使うインナーマッスルはお腹の筋肉です。
お腹のインナーマッスルを使うためには、まずアドレスの状態から、お腹だけを左にネジってインパクトの形を作ります。そして、その状態からスイングをスタートして、あとはアドレスで作ったインパクトの形を再現することを意識してボールを打ちます。
ネジり方は、左サイドは動かさずに止めておいて、お腹だけを左にネジる感覚です。
この感覚がけっこう解りづらいのですが。。。
みぞおちの位置は変えずに、お腹だけを左にネジることで、左ワキが伸びて右の腹の肉がギュッと詰まって右脇腹が縮む感覚になれば、インナーマッスルを使えている証拠です。
かな~り地味な練習ですが、インナーマッスルを鍛えることで、しっかり体を使ったスイングが出来るようになり、ショットの再現性が上がるってわけですね。
ただ、これも毎回練習で実践するのはキッツいですけどね。。。
渋野日向子の強気なパッティングをつくったドリル
次は、シブコの代名詞ともいえる強気なパッティングですが、そのドリルがまたキッツいんです。
しかも独特な練習方法で、3つのやり方があります。
【①50センチずつ長くして9本沈めるドリル】
グリーンを円形に50センチずつ長くしていき、最終的に9ホール分パッティングするという練習。しかも「9本中7本を1パットで入れないと帰れない」という地獄のドリル。通称シブコサークルと言われています。。。
【②5メートルの距離を異なる3ラインから沈めるドリル】
5メートルの距離を毎回異なる3ラインから打って、3球入ったら終了というドリル。連続で入らなくてもオッケーです。
【③同じラインから3段階距離を長くして沈めるドリル】
同じラインから距離を3段階長くしていくドリル。これは自分の苦手なラインをあえて選んで克服するという練習です。ストレートなラインが苦手ならそれでもOK。
以上です。
→渋野日向子がAIG全英女子オープン優勝できた理由!もはやメンタルお化け!
パットの打ち方は人によって千差万別なので、打ち方云々は置いといて、とにかく数稽古といったところでしょうか。入らなかったらやり直しというゲーム性を取り入れたところが良いですね。ただでさえ地味なパット練習ですが、このようにゲーム感覚でやれば結構楽しんでやれます。

ただ、私も真似してみたら日が暮れちゃいましたけどね。
そりゃあ、こんだけ練習すれば、全英のあの場面でも強気にパッティングできるはずです。この練習をしたら相当自信がつくと思います。
ちなみに、シブコは9本中7本沈めないと帰れないドリルを、15分で終わらせるそうです。
いやはや、流石っす。
渋野日向子といえばグニャグニャシャフト
そして、最後はアプローチで高い球を打つドリル。

これも今や有名ですが、グニャグニャシャフトを使った練習です。
渋野日向子プロはパワーがあるので、昔はずっと硬いシャフトを使ってたそうですが、それだと低い弾道になり、プロのグリーンだとボールが止まらなかったそうです。
そこで、シャフトのしなりを活かしたスイングができるように、グニャグニャのシャフトを使った練習を始めたそうです。このグニャグニャシャフトの何が良いかというと、シャフトのしなりが戻ったタイミングで打てるようになることです。

つまりタメの効いたスイングが出来るようになるということです。
・こうなれば、いつも同じタイミングで振れるようになる
・ロフトが寝るので球が上がりやすくなる
という2つの技術が身につきます。
力任せに振らなくても、シャフトがしなることで、毎回一定のタイミングで打つことができるのがメリットですね。シブコはグニャグニャシャフトで、世界のグリーンを制した高い球をゲットしたのです。
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では、最後にまとめます。
シブコの練習まとめ
渋野日向子プロの実践している練習方法は以下。
①正確なインパクトを身につけるドリル
②ヘッドを走らせるドリル
③インナーマッスル(体幹)で打つドリル
④帰れませんパッティングドリル
⑤高い球を打つドリル
上から順に反復練習していき、徐々にステップアップしていったそうです。
アマチュアの我々が、この練習を毎日実践するのは厳しいですが、どれか一つでも真似してやれば、あのシブコに近づくことができるかもしれませんよ。
私は即効で断念しましたけど、何か?www
では、参考になれば幸いです。