ドライバーは縦振りに限ります！
ゴルフスイングにおいては、縦振りと横振りはどちらがいいか？ということは議論になるところであり、結局のところ答えが出ないという結論にいたります。
ですが、今のクラブ特性を考えたときには、
縦振りが有利
だと僕は思うのです。
なぜならば、縦振りの方が、
飛距離と方向性を両立できるから
です。
マジかよ？
というならば、上田桃子選手を見ればわかります。
以前の上田桃子といえば、左右に体を揺さぶり、フラットなトップから横振りでスイングする、曲がりの大きいドローボールを打つのが特徴的でした。
ですが、好調だった今季を見ると、明らかにアップライトなトップから振り下ろす、縦振りに変わっています。
縦振りにすることで、方向性を維持したまま飛距離が伸びたからです。
スイング改造が校をそうしたかどうかは、結果をみれば一目瞭然ですね。
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では、もう少し具体的に縦振りをするメリットを書いていきます。
縦振りをするメリット
縦振りをするメリットは主に２つあります。
①フェースの開閉が小さくなるので方向性がアップする
横振りした時のように、クラブの軌道がフラットになるほど、スイング中のターゲットに対するフェース面の向きの変化が大きくなるので、スクエアに当てるのが難しいです。
一方で縦振りだとフェース面の向きの変化が小さくて済むので、フェースにスクエアに当てられる確率が高くなります。
こうなれば方向性は安定してくるし、左右に曲がるリスクが減れば、ある程度強気で打てるので結果的に飛距離が伸びるってわけですね。
②フェースがボールに真っ直ぐ当たるから飛距離が伸びる
一度開いたフェースを閉じる動きをいれた横振りの方が、ヘッドスピードは速くなりますが、芯に当てるのが格段に難しくなります。
我々アマチュアがフェースを返すタイミングを一定にするのは困難で、フェースが開いたら右へ、閉じたら左へ飛びます。
でも縦振りならばフェースの開閉が少ないので、芯に当たる確率がググーッと上がります。
さらに重力も見方につけることができるので、結果的にエネルギー効率が増すということで飛びます。
このように、縦振りには横振りにはない、方向性と飛距離を両立できるというメリットがあります。
縦振りはフェース面をボールに向けた状態で、ヘッドの遠心力を直線的にボールに向かわせることができます。
しかも、縦振りは簡単にできます。
上体の前傾を保ったまま肩を回せば、誰でも縦振りに近い回転になります。
次に簡単に縦振りができる方法を具体的に書いていきます。
簡単に縦振りで打つ方法
縦振りで打つにはどうすればいいか？
ポイントは主に３つあります。
①前傾姿勢をキープして背中を目標に向ける
テークバックでクラブを手で上げないで体で上げるためには、背中を目標に向けるようにテークバックすることです。
イメージしづらければ胸を後方に向ける意識でテークバックすること。こうすれば手と体が一体となって動くので、体の力でテークバックできるようになります。
②下半身を使って振る
テークバックで背中を目標に向けるように動かすには、下半身の動きを使うことが必須です。またダウンスイングでも下半身リードでスイングする意識がないと体が早く開いてダフりが出ます。
③上腕を使って振る
具体的には両肘を体にくっつけて『クラブを肘で持つ』感覚で振ると、体の力を使ってスイングできるようになります。
肘が体から離れてクラブを『手で持つ』感覚になるので、手打ちになって体の力で打てなくなります。
結果アウトサイドインのカット打ちになるか、トップがでてしまうのですね。
上記３つが縦振りで打つコツです。
まとめると、現代のクラブと縦振りは相性が良いということ。
その縦振りをするためには、
手と体とクラブを一体にして振ることが大事だということ
一番やっちゃいけないのが、
手だけでクラブを上げ下げすること
です。
トップで手が高い位置にあるのに、体の向きが正面を向いてれば、手だけでクラブを上げている証拠です。
縦振りするには、思いきって背中を目標に向けることです。
また、スイング中は終始下半身を使うことが大事です。
手首を使ってフェースを開いたり、上半身の動きで縦に振ろうとすれば、ほぼダフります。
下半身の動きと縦振りはセット
だと考えると上手く打てます。
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両肘を体にくっつけるのも、できるだけ上半身を使わず、下半身を使うための処置です。
ということで、フェースの開閉を抑えた縦振りは最強だと思います。
最後にちょこっと縦振りが身につくドリルを書いておきます。
縦振りができるようになるドリル
縦振りの練習方法は２つあります。
①タオルを脇に挟んでハーフショット
大きめのタオルを両脇で挟んだままボールを打つと、腕と体に一体感がある状態で振る感覚が身につきます。
この練習のポイントは前傾角度を崩さないことです。脇に挟んだまま前傾を崩さずに振れば自ずと縦振りになってます。
②左手で右肘を支えて片手打ち
左手で右肘の内側を体に押さえ付けながら、右手一本でドライバーを打ちます。
これでテークバックで右わきを開けずにクラブを上げる感覚が養うだけでなく、ダウンスイングで腕を引き付けながら振ることができます。
これらの縦振りドリルはやっておいて損はないはずです。
これで飛距離が伸びて、安定感が増すこと間違いなし。
ぜひお試しくださいませ。
では、参考になれば幸いです(^^)
