ゴルフをやるうえで、柔軟性があったほうがよいというのは事実です。
体が柔らかいあなた!おめでとうございます!
ですが、体が柔らかすぎるとデメリットもあるのです。
柔らかいアドレス、始動が滑らか、体が大きく動き深い捻転が作れる、力みがなく振れる、など様々な利点があるのは確かです。
まぁ、だからと言って体が硬いとダメってわけじゃないので、そこは悪しからず。
一般的に体が柔らかい人は、女性や子供に多く、これはホルモンの関係や出産のために股関節が柔らかいということもあります。
捻転が大きく、深いトップとフィニッシュが取れる一方で、力感が弱くて、大きく動くため軸がブレやすいというデメリットもあります。
とはいえ、体が柔らかい人、硬い人、それぞれに合ったスイングがあるので、どっちが良いとは一概にいえません。
つまり、
自分の身体に合ったスイングをすれば良い
ということになります。
で、この記事では『体が柔らかい人』に合ったスイングの仕方を書いていきます。
まずは、あなたの体の柔らかさをチェックしてみてください。
あなたの柔軟性をチェックしよう!
自分に合ったスイングをするために、まずは自分の体の柔軟性をチェックしましょう。
以下の3つの動きが出来れば体は柔らかいといえます。
①クラブを両手で持ち垂直になるまで側屈できる
クラブが地面と垂直になるように側屈できれば体は柔らかいです。
フラフラせずに出来れば、いわゆる体幹も強いといえます。
②クラブを両手で持ち上げ頭の後ろに傾けることができる
背中は硬くなりがちですが、両手を頭の後ろまで持っていければ柔らかいです。
肩甲骨が開くと肩凝りも治りますね。
③両つま先を外側に向けて地面と平行になるまでスクワットできる
お尻をヒザの高さまで下ろすことができれば、股関節の柔軟性もあります。
これは腰痛の予防にもなるので日頃からやっておきたい動作ですね。
上記3つが出来ればあなたの体は柔軟性があります。
前屈はスイングに影響しませんが、側屈と回旋は特に重要なので、日頃のストレッチは欠かせませんね。
では、柔軟性のある人はどういうスイングをすればいいのか?
体が柔らかい人は、自分が思ってる以上に体が動いてしまい、
軸がブレてしまう傾向があります
それを改善するには、どうすればいいのか?
続きをご覧ください。
体が柔らかい人に合うスイング
体が柔らかい人に合うスイングとは何か?
それは、
1軸打法
です。
1軸打法とは、その名の通り、スイングの軸を1本にする打ち方のことです。
柔軟性のある人は、
体の軸を1本にイメージして、その場でクルッと回転して打つスイングが合う
でしょう。
というのも、体の柔らかい人は、どうしても力感がなく体全体がフニャっと緩みやすいので、体の外側でなく内側に力を入れて、体の内側を締める意識を持つことが大事です。
体の内側を締める意識を持つことで、軸が1本になる感覚をつかみやすいです。
また、1軸にして回転することで左右への無駄な動きがなくなるので、軸ブレがなくなり安定したスイングになります。
では、1軸打法の具体的なやり方を解説します。
①両脇を締めて体とクラブを一体化させてアドレスする
両脇を体の内側に絞り込みながら、肩と腕がつくる三角形をイメージする。両脇を締めることで、体とクラブが一体化するのがわかります。こうして構えると体の内側に1本軸が作れます。
この感覚がつかみにくい人は、手と手の甲を合わせて素振りするとイメージがわきますよ。
②頭を固定して振り幅を意識する
クラブを振るときに頭を固定してアドレスで作った軸をブラさず、その場でクルッと回転して打ちます。その時に、トップとフィニッシュの振り幅をイメージしながら振ります。体が柔らかいと、トップが深すぎたり、フィニッシュが回りすぎたりするので、あらかじめ振り幅を頭でイメージしておくことが大事です。
以上です。
このように、1軸打法といっても簡単にできますね。
柔軟性がある人は、フルショットは得意でも、アプローチなどのコントロールショットが苦手だという人が多いです。
あらかじめトップは肩の高さで止めようとしても、実際に振るとそれ以上に深くなってしまうからです。
なので、柔軟性のある人は、
クラブの高さをコントロールする練習をするのが効果的
です。
1軸で体の内部に力を集中して、軸ブレをなくし、クラブの振り幅をコントロールできれば、安定したスイングが身につきます。
体の柔らかい人は、その柔らかさから生まれる回転力が武器なので、その回転力にブレない軸を組み合わせることで、より精度の高いショットができるはずです。
ぜひお試しくださいまし(^^)v
では、参考になれば幸いです。