ゴルフ初心者さん、体が硬いからゴルフに向いてないと思ってませんか?
ゴルフ初心者さんは体が硬いことが多いですが、体の硬さがスイングに悪影響を及ぼすことがあるのでしょうか?
はじめに言っておきますが、
体が硬いからといってゴルフが上手くならないとは限らない
ということ。
また、体に柔軟性があり、柔らかいからといって、皆が上手いとは限りません。
見た目でいうと、体が硬いゴルファーは、捻転が浅くなります。
トップもフィニッシュも、体が硬いために捻りが浅くなるのが特徴ですね。
ですが、これは長所も短所も持ち合わせているので、さほど気にする必要はないと思います。
では、まず体が硬いゴルファーのメリットデメリットを見ていきます。
体が硬いゴルファーのメリットデメリット
体が硬い、可動域が狭いゴルファーのメリットはなんでしょうか?
体が硬い人の方が、
・アドレスがしっかり決まる
・軸がブレいくい
・クラブの軌道が変わりにくい
・インパクトが安定する
というように、スイングの再現性は高くなります。
そして、何より、
飛ばせる!
ということ。
一般的に体が硬いのは男性が多く、始めたばかりの初心者やシニアの方が多いといわれてます。
加齢によって、股関節や肩甲骨が固まり、可動域が狭くなるのは避けられません。
ですが、
むしろ体の硬さに合ったスイングを極めるべきだ
と、僕は思います。
体が硬いからこそ、力感が出せるし、パワーをボールに伝えることができるのだと。
ただし、体が硬いということは、軸がブレにくいという要素がありますが、体が回らないので力みが出たり、スムーズなスイングができないというデメリットもあります。
体が硬いことを過剰に意識してしまうと、無理矢理に体を回そうとして逆に力みが生まれます。
浅いトップを深くしよう、肩をもっと回してみよう、という風に、上半身ばかりに意識がいくのは、絶対にいけません。
上半身の力みは、ミスショットにつながります。
アドレスからガッチガチになってる人もいますからね(汗)
つまり、体が硬いからミスるのではなく、体が硬いのに柔らかいスイングを真似しようとするからミスるのです。
かといって、体の硬い人が力任せに振ろうとすれば、更に硬くなるだけです。
じゃあ、どうすればええねん!
ってことで、続きをご覧くださいまし。
体が硬いゴルファーが上手に打つ方法
体が硬いゴルファーに合うスイングとは何か?
それは、
回転よりも体重移動で打つスイング
です。
体が硬い人は、体を回そうとして余計力んでしまうので、スイングを回転で考えるのではなく、下半身の体重移動を意識することで上手く打てます。
→ゴルフは体の回転で打つ!ってホント?誤解すると失敗しますよ!
足踏みするように2軸で体重移動するイメージです。
体が硬い人は上半身が動きやすいので、これを下半身にシフトするのです。
2軸足踏みスイング!
これでバッチリ打てます。
ポイントは3つあります。
①アドレスで超脱力する
いきなり脱力しろといわれても難しいので、力を抜くコツを少々。まず始めに、こめかみの血管が浮き出るぐらい思いっ切りグリップを握り締めます。その状態から一気に力を抜いて解放します。そうすると超脱力した感覚が得られるので、その感覚を覚えておきましょう。
②クローズスタンス&ヒールアップで素早くテークバックする
体の硬い人は、クラブを後方に投げるようにスッと上げると、上半身の力みがとれて、下半身主導のバックスイングができます。ゆっくり上げると力んで体が硬くなるのでご注意ください。また、クローズスタンスで構えて、始めから体が回りやすくしておくのもアリですね。左足カカトをヒールアップするのもスムーズに回るので良いです。
③足踏みするように体重移動する
体重移動はトップに来たときに右足1本に乗るイメージ、フィニッシュで左足1本に乗るイメージで行います。始めは練習であえて大袈裟に足踏みするようにやってみましょう。そうすると、クラブを振るのではなく、クラブに振られる感覚が身につきます。更にリズムも安定するので一石二鳥です。
上記が2軸足踏みスイングのコツです。
上半身から動きがちなのを下半身始動に変えるには、体重移動を意識した足踏みスイングがベストです。
下半身から動けば、上半身の力みが取れるので、硬い体でも柔らかく使うことができるのです。
また、ゴルフは、体が柔らかいほど有利だと言われてますし、それは否定できません。
でも、トップが深くがっつり捻転の効いたスイングは、パワーが大きくなりますし、飛ばせる可能性も高くなりますが、ミート率は落ちます。
むしろ体が硬く、捻転が小さい方が、ミート率が上がるので、スイングの再現性が増すというメリットがあります。
特に、アプローチやパターは軸がブレにくいので上手く打てます。
体の硬さを活かしたゴルフを楽しみましょう(^^)v
では、参考になれば幸いです。