テーラーメイドのMシリーズには3モデルあります。
M5、M5ツアー、M6の3モデル。
この3モデルは一体全体どこがどう違うのか?
ってことで、Mシリーズの3モデルを比較してみました。
まず、初速が明らかにアップするとの声が多いですね。
その秘密はヘッドフェースの内部に注入されている「樹脂」がポイントだということです。
従来のドライバーは、反発係数の基準値上限を目指して作っていました。
このつくり方だと、一発勝負になるので、上限を超えちゃうとアウトだし、余裕を持って反発係数の下限で妥協してしまうこともありました。
結果、リスクを犯してまで飛ばすドライバーを作るぐらいならば、飛ぶドライバーよりも、操作性の高いドライバーを作ろうという風潮が巷にあふれていました。
そんな、どこか物足りないドライバーばかりだった、昨今のドライバー作りに一石を投じたのがテーラーメイドさんです。
テーラーメイドMシリーズに関しては、これまでと違ったつくり方に成功しました。
反発係数の上限ギリギリのドライバーを作ることに成功したのです!
そのポイントが先程紹介した「樹脂」にあるのです。
作り方は、始めから、
あえて反発係数の上限を超えたヘッドを作り、後からフェースの裏に樹脂を注入して、反発係数の上限ギリギリまで下げていくという作り方です。
これは、まさに逆転の発想的な作り方ですね。
今までは下からから上に向かって作ってたのを、上から下に向かって調整するようにしたのです。
こうすることで、細かい微調整が効くようになったのです。
ルール適用上限ギリギリのクラブが誕生したってわけです!
→ドライバーで反発力が上限ギリギリのヤバいクラブを比較してみた!
えっ、御託はいいから早く3つの違いを教えろって?
わかりました(汗)
では、Mシリーズ3モデルの違いを紹介させてもらいます。
M5ツアー、M5、M6の違いは?
【M5ツアー】
※僕のヘッドスピードで計算40m/s
初速 | 58.7m/s |
---|---|
スピン量 | 1688rpm |
高さ | 15.6ヤード |
キャリー | 185ヤード |
総飛距離 | 226ヤード |
打ち出し角 | 12度 |
弾道は中弾道で球筋はフェード系で低スピンといった感じでしょうか。
ヘッドは小ぶりでバランスが良いのでタイミングは取りやすいですね。打感も良くて飛距離も伸びやすいです。
ただし、他の方の口コミをみていると、ヘッドスピードが30m/s台の人だと当たり負けして球が上がりにくく飛距離は伸びないようです。
逆にパワー系の人がぶっ叩いても引っ掛けにくく、低スピン系の打球になるようです。
【M5】
※僕のヘッドスピードで計算40m/s
初速 | 58.7m/s |
---|---|
スピン量 | 2300rpm |
高さ | 25ヤード |
キャリー | 200ヤード |
総飛距離 | 230ヤード |
打ち出し角 | 12度 |
僕の打った感触では、ツアーよりも打ちにくかったですね。ヘッドは大きめのシャローフェース。バランスが悪くてタイミングが取りづらかった印象で、球筋も安定しませんでした(汗)
ただ、移動式ウエートを後ろにズラしたら、いい感じに打ちやすくなりました。
これは、ヘッドが軽量化したので少しウエートを移動させるだけで球筋が大きく変わるってことなのかな?
ウエート調整次第ではいい感じのクラブです。
M5の他の方の口コミをみてみると、ヘッドスピード40m/s以上の方だと、低スピンでも球が上がりやすく、飛距離も出るようです。総合的にみて一番バランスが良いという意見もありました。
一方、ヘッドスピードが30m/s台の方の意見は、球がつかまらず左右に散って安定感ゼロだという感じでした。
【M6】
※僕のヘッドスピードで計算40m/s
初速 | 59m/s |
---|---|
スピン量 | 2470rpm |
高さ | 27ヤード |
キャリー | 207ヤード |
総飛距離 | 231ヤード |
打ち出し角 | 16度 |
打った印象は、打感に違和感があったものの、球筋は高弾道で飛距離も出る。打音が低くて弾かない感じなのに飛ぶという不思議なドライバーでした。
他の方の口コミでは、ヘッドスピードが30m/s台の方も打ちやすいそうで、弾道の高さや飛距離が良かったとのこと。真っ直ぐ飛ぶので評価は高かったですね。
ハードヒッターの方では、全体的に軽く振り抜きやすい印象だが、打感が鈍くて弾いてない感じがするそうですね。
→タイトリストT100とT200とT300の違いを比較してみました!
最後にまとめると、
M5ツアーはヘッドスピードが44m/s以上のハードヒッターに合う
M5はヘッドスピードが40m/s以上のヒッターに合うクラブ
M6はヘッドスピードに関係なく飛ばせるやさしいクラブ
という感じでしょうか。
参考になれば幸いです(^^)v