ドライバーのグリップ交換する際の選び方!弾道に与える影響を考慮せよ!

ゴルフクラブの知識と選び方

ドライバーのグリップが弾道やスイングに影響を与えるってご存知ですか?

 

ここではドライバーのグリップを交換する際の選び方について書いていきます。

 

まずはグリップの素材や構造からみていきましょう。

 

グリップの構造は大まかに分けて2種類あります。

 

①コード入りグリップ

 

 

②ラバーグリップ

 

この2つです。

 

コード入りのグリップは、基本的に雨に濡れた時に滑りにくく、しっかりとした握り心地があります。

 

しかし、グローブが破れやすかったり、タコができやすかったり、雨に濡れてない時は逆に滑りやすかったりというデメリットもあります。

 

特に空気が乾燥する冬場は滑りやすくなります。

 

一方で、ラバーグリップはグリップ力が強く、柔らかい握り心地になります。

 

ただ雨の日は滑りやすくなります。

 

とはいえ、最近はコードで乾燥してても滑りにくい、ラバーで雨でも滑りにくいといったモノもあるので、素材は握った時のフィーリングで選べばいいかなと思います。

 

グリップの素材によっては、『ねじれ感』も変わります。

 

 

スイング中にグリップの表面がねじれる感じのことをいいます。

 

この、

 

『ねじれ感』はインパクト時の打感などに影響します!

 

これは完全に個人の好みになるので、いくつか試して自分にとって心地いいグリップを選ぶといいでしょう。

 

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では次に、グリップで重要な重さとスイングバランスの関係についてみていきましょう。

 

グリップの重さとスイングバランスについて

 

グリップの重さは全て同じではありません。

 

軽いものから重いものまでピンキリですね。

 

非常に軽いグリップだと35gぐらいのもありますし、標準で50g程度のものが多いです。

 

一般的に軽いグリップが純正で装着されてるモデルは、アベレージモデルに多いですね。

 

で、グリップを交換するときには、重量は極めて重要となります。

 

純正で35g程度のグリップから50gのグリップに交換すると、当たり前ですが総重量は重くなります。

 

その場合は、スイングバランスは小さくなります。

 

グリップが重くなると手元側に重量がかかるのでヘッド側が軽くなる

 

というわけです。

 

逆に、スイングバランスは数値が大きくなるほどヘッド側が重くなります。

 

バランスが取れる支点がヘッドに移動すればバランスが上がり、ヘッドが重く感じるようになります。

 

スイングバランスの表記は、アルファベットが10桁を意味して、CよりもD、DよりもEの方が、0よりも1、1よりも2の方がヘッド側に寄っていることを意味します。

 

 

ちなみに、バランスはクラブの総重量とは関係ナッシングです。

 

クラブを天秤のように支えた支点がドコに位置するかで決まります。

 

てことは、グリップが重くなればバランスは手元に移動するので、バランスが軽くなりヘッドは軽く感じられるのですね。

 

極端な例ですが、クラブヘッドとグリップを逆さまに持って振ってみてください。

 

かなり軽く感じられますよね?

 

でも、クラブ自体の総重量は変わっていません。

 

このように重いグリップに交換するとバランスが軽くなり、ヘッドが軽く感じるようになります。

 

逆に軽いグリップに交換するとヘッドが重く感じるようになります。

 

重さによって変わるバランスの目安は、ドライバーの場合だと、

 

グリップが5g軽くなるとスイングバランスが1ポイント重くなる

 

グリップが5g重くなるとスイングバランスが1ポイント軽くなる

 

大体このような変化があります。

 

なので、グリップ交換するときは今のグリップの重さを調べて、交換するグリップとの差を確認したうえで交換するといいでしょう。

 

ちなみに、

 

バランスが重くなると振り遅れやすくなる

 

バランスが軽くなると振り遅れにくくなる

 

という特徴があります。

 

 

この特徴を利用して、クラブの総重量を調整するのもアリだと思います。

 

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では次に、重量と並ぶぐらい大事な、グリップの「太さ」についてみていきます。

 

グリップの太さはスイングに影響あり!

 

グリップには太さがわかれてます。

 

同じモデルでも太さが違うこともあります。

 

グリップ表記の目安としては、

 

M62→肉厚薄め

 

M60→肉厚標準

 

M58→肉厚厚め

 

といった感じです。

 

グリップの外径はすべて同じですが、グリップの内径が異なるというわけです。

 

なので、肉厚の厚いM58だとグリップは太くなり、肉厚が薄いM62だとグリップは細くなります。

 

またM62の方が若干軽くなりますね。

 

では、グリップの太さがスイングに与える基本的な影響を解説します。

 

太いグリップは手首の動きが抑えられるのでリリースやフェースローテーションが抑えられる

 

細いグリップは手首を使いやすくなるのでリリースやフェースローテーションを行いやすくな

 

という特徴があります。

 

なので、

 

普段手首を使いすぎて引っ掛けるタイプは太めのグリップ

 

普段手首を使わなさすぎてプッシュアウトするタイプは細めのグリップ

 

という選び方ができます。

 

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では最後にまとめます。

 

グリップの特性を理解して買うべし

 

グリップの主な特性は以下。

 

・グリップによって重さが違うので重量変化によるスイングバランスの変化も考慮する

 

・スイングバランスが軽くなると振り遅れにくくなる

 

・スイングバランスが重くなると振り遅れやすくなる

 

・コード入りグリップは水に濡れると滑りにくく乾燥してると滑りやすい

 

・コード入りグリップはグローブが破れやすくタコができやすい

 

・ラバーグリップは滑りにくいが水に濡れると滑りやすい

 

・グリップの素材や構造によってねじれ感は変化する

 

・グリップが太いとリリースとフェースローテーションが抑えられる

 

・グリップが細いとリリースとフェースローテーションが行いやすい

 

以上。

 

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グリップには上記のような特徴があるので覚えておいて損はないかと思います。

 

グリップを交換する際に参考になれば幸いです( ^^)