ゴルフはグリップを短く握ると飛距離が伸びるってマジ?

グリップの握り方

ゴルフクラブのグリップは短く握った方が飛距離が伸びるという人がいます。

 

 

グリップを短く握ることで有名な、今平周吾プロもその一人です。

 

去年に続き、2019年も7月時点で男子ツアー賞金ランキング1位につける今平周吾プロは、ドライバーだけでなく全てのクラブを短く握ります。

 

特にドライバーは、方向性を重視したい場面では、さらに短く握られてます。

 

この時点では、方向性をアップさせるために、グリップを短く持った方が良いということがわかります。

 

今平周吾プロは、

 

ドライバーでも指3本分くらい短く握っています

 

時に、「めっさ短く握るやん」って思うこともあります。

 

右手がシャフトの近くまでいくこともありますが、それでいて力強く飛ばしちゃうのが彼の凄みですね。

 

方向性も良くなるうえに、飛距離まで伸びるのならば、グリップは短く握った方がええやん。

 

今平周吾のアイアンショットのミート率が高い理由

 

と思うのですが、飛ばすためのクラブであるドライバーのグリップを短く握るのはどうも腑に落ちないところもあります。

 

なので、もう少し合点がいくようにメリットを考えてみました。

 

グリップを短く持つメリット

 

 

グリップを短く握ることで得られるメリットは、

 

①フトコロが広くなる

 

②前傾角度をキープしやすい

 

この2点ですね。

 

上体を前傾させて、腕をダランと垂らし、自分なりにしっくりくるボールとの距離で短くグリップすれば、フトコロを広く使えるようになります。

 

ドライバーに自分を合わせるのではなく、自分が構えやすくて、振りやすい長さにして握ることが重要となります。

 

また、短く握ることでドライバーとの一体感が高まるだけでなく、前傾角度もキープできるので、ヘッドの軌道が安定します。

 

 

確かに、短く握ればグリップを長く握るよりも、円弧が小さくなるので、かっ飛び一撃の可能性はなくなりますが、ミート率が格段にアップします。

 

ただし、僕のようなアマチュアへっぽこゴルファーの場合、ミート率が上がると、飛距離が伸びることも考えられます。

 

ゴルフのドライバーでフェアウェイキープ率を爆上げする方法

 

アマチュアゴルファーの場合、ヘッドの真芯でボールをとらえられることは少ないので、グリップを短く持って真芯でボールをとらえることによって、飛距離が伸びることが多いというわけでなんです。

 

女子プロの選手より体格でも、パワーでも勝っている僕らが、彼女たちより飛距離が劣る理由もミート率にあります。

 

ヘッドの芯を外すことで、クラブ本来のポテンシャルを活かしきれてない

 

のですね。

 

グリップを長く握ると、ボールから遠く離れている感じがして、近くに寄るとフトコロが狭くなります。

 

ボールに近づき過ぎるアドレスでは、バックスイングで肩が深く入らないし、インパクトで伸び上がり、前傾角度が崩れてミスショットになるって寸法ですね。

 

てことで、今平周吾プロのように、

 

グリップは指3本分余らせて短く握る

 

 

こうすれば、無理なく理想の形で構えられるようになります。

 

上体を前傾させて、重心を両母指丘あたりに乗せると尚いいでしょう。

 

とはいえ、グリップを短く持っても出来るだけ飛距離も欲しい、というワガママなあなた。

 

続きをご覧くださいまし。

 

短いグリップで飛ばすためにすべきこと

 

実際には、グリップを指3本分くらい余らせて握ったところで、飛距離がガクッと落ちるとは考えにくいですが、あえて短く握っても飛ばせる方法を考えてみました。

 

短く握る方が、昨今の高性能ドライバーを有効に活かせますからね。

 

で、グリップを短く握っても飛距離を落とさないようにするには、

 

手打ちでなく体の回転で打つ

 

やっぱりこれですね。

 

 

グリップを短く持つと、どうしても頭の中の意識が、手で合わせにいこうとしちゃいます。

 

バックスイングもついつい手だけでヒョイと上げてしまいがちですし、ヘッドがボールに届かない気がして、インパクトで突っ込みがちになります。

 

せっかくグリップを短く握ったのに、手打ちになっては飛距離が落ちます

 

長く重たいモノを軽く短く持つことに意味があるのであって、それを手だけで振っちゃうと、自在に動きすぎて安定性を失うことになりかねません。

 

グリップを短く持って、ミート率を高めて、飛距離も落とさないようにするには、

 

ボディターンで打つことをいつも以上に意識すること

 

これが大事です。

 

 

短く握ってもバックスイングでは、肩をしっかり回して体でクラブを振り上げる

 

コンパクトながらも右足にグッと体重を乗せて、背中を目標方向に向けるぐらい深く肩を入れるといいでしょう。

 

 

切り返しでは、左足の踏み込みから始動して、下半身主導で体を回転させます。

 

そして、頭を残して右足に重心を残し気味に振り下ろしインパクトを迎える。

 

しかも、グリップを短く持つことで、前傾角度をキープできるし、頭を残すことで突っ込みを防ぐことができます。

 

そのまま、体を回してフィニッシュまで振り切る。

 

これで、グリップを短く握っても、ミート率を上げ、飛距離を維持したままナイスショットが打てます。

 

短く握っても、ちゃんと体で打てれば、シャフトがしなってヘッドが走るので、十分な飛距離を出すことができる

 

のです。

 

実際に僕も、最近は短く持つようにしてますし、ショットが安定してくるので、「もっと早やっとけばよかった」なんて思ってます。

 

ぜひお試しくださいまし。

 

ゴルフは体の回転で打つ!ってホント?誤解すると失敗しますよ!

 

きっとショットの質を上げられるはずです。

 

では、参考になれば幸いです。